河津聖恵さんの現代詩文庫刊行なる。
詩人河津聖恵さんの現代詩文庫(思潮社)が刊行になった。思潮社の担当の藤井一乃さんから二冊送られてきたので、さっそく手にする。本のうらの河津さんの詩歴のところに、おおなんとあるではないか、ふらんす堂の文字が…。ウフフフッ、嬉しいぞ。
この伝統ある現代詩文庫に、こうしてふらんす堂って記されるなんて、18歳の時に胸を躍らせてこの現代詩文庫の作品を読んでいたやせっぽっちの小娘にいったい想像できただろうか。
河津聖恵という優れた詩人のご縁によってこの栄光の2行を獲得したのだ。ハレルヤ!
栄光の2行とは、以下のごとくである。
第4詩集『夏の終わり』(ふらんす堂) 第9回歴程新鋭賞受賞
第5詩集『アリア、この夜の裸体のために』(ふらんす堂) 第35回H賞受賞
この文庫には2詩集の全作品が収められているのである。すでにこのふたつの詩集は品切れとなってしまっているため、この詩文庫の刊行はたいへん意義がある。
ページを開けば、河津さんの美しい、上質な言葉が匂いたってくるようだ。
河津さん、おめでとうございます。
お祝いの会をいたしましょうね。
バイトの澤田ゆうさんが、イタリア旅行から帰国。
久しぶりに姿を見せる。
就職する前に友達と二人で楽しんできたということ。ローマ、ミラノ、フィレンツェ(いいなあ)、アッシジ、ベニス、ヴェローナ(ロミオとジュリエットの地)などを観光。
おみやげのイタリアのチョコレートを食べながら、皆でいろいろと質問。
どこが良かった?
ウーン、ベニス、そしてヴェローナかな。
男性はやはりおしなべて優しかった、ということです。
(山岡喜美子)