川島葵さん

fragie2006-01-13


2002年にふらんす堂のホームページで連載した石田郷子さんの「野をうたう」を今年は刊行すべく、スタッフの中井とともに編集作業を昨年からすすめている。
俳句に詠まれた野の草花を1日1句というかたちで紹介したものであり、ずいぶんと珍しい草花の俳句などもあり、連載当初から好評で、楽しい読み物であった。
すでに再校ゲラの段階となって石田郷子さんの手元にある。
365句に対応している草花すべての写真を揃えたいと思い、石田郷子さんの友人で、俳誌「椋」に所属している俳人の川島葵さんに写真をお願いした。川島葵さんはもう何年も、野山の写真を撮りつづけている方で、自然を守る会などのボランティア活動もしている。
今日はその川島さんに仙川まで出て来て貰って、一緒に食事をしながら打ちあわせをする。
365種類の草花の写真を揃えるのは、ちょっと難しいということになり、どうしても揃えられないものはブックデザイナーの君嶋真理子さんにカットをお願いすることにした。


この「野をうたう」は、オールカラーの本にしたいと思っている。
ふらんす堂としては、この試みは、清水の舞台どころか、東京タワーのてっぺんから飛び降りるような、無謀なこわいものしらずの試みなのである。でも、きっと内容の充実した美しい本になると思う。絶対にそうしたい。



今日からいよいよ「ふらんす堂通信」週間で、通信107号に向けて、皆テンションがあがっている様子。
とくに中井愛は、中心になって頑張っているのであるが、どうもコンピュータのマッキントッシュが上手く作動しないで、ときどきパソコンに向って呪いのことばを吐いている。他のスタッフの加藤や渡邊に慰められたり、励まされたりで、なんとか折合いをつけている。
そのかたわらで校正の得意な川口がひたすらゲラと向きあっている。

みんなご苦労さま。   (山岡喜美子)