俳句日記のこと
夕方、ホームページに今年度の「俳句日記」をお願いしている深見けん二氏より電話を貰う。
氏はこの「俳句日記」について、力を入れて取り組んで下さっている。
自らコンピューターを開き、日々、この「一日一句」を見て下さっているということも嬉しい。
元旦に、「まずパソコンで俳句日記を見てから、お雑煮を食べました」とFAXをいただいた時はなんだかワクワクした気分になった。
今日の電話は、前書きについて、どうしようか少し判断に迷っているとのこと、前書きをつけないでできるだけやっていきたいが、たとえば、15日に餅の句を出した場合、15日が小正月ということがわからないと今更餅の句?といった疑問が起こるのでは…、その辺のところをどうしようか迷われている、とのことだった。
しばらく電話で話してから、「やはり前書きはつけないでいきましょう」ときっぱりおっしゃった。
電話を切ったあと、なんといったら良いのか、この「俳句日記」への氏の取り組み方に感動してしまう。ひとつひとつのこと決してなおざりにしない。そうして俳句に対する態度は、とても厳しい。
今回「俳句日記」をお願いしてみて、そのことをいっそう確信する。
仕事の仕方というものを、もう一度考えさせられることしきり…。(山岡喜美子)