ふらんす堂通信107号発送

fragie2006-01-25


それにしても毎日本当に寒い。
歩いて仕事場へ行こうと思い玄関を出るや、いや自転車でと鍵をとりだし、よこにある車に目がいくと、何だかいつの間に車に乗って仕事場をめざしていたという、ふがいないことである。
この寒さは私のちっぽけな気合いなど、いとも簡単に吹き飛ばしてしまう。
今日は支払日ということもあって、午前中は銀行から銀行へと仙川の街を忙しく歩きまわる。
仕事場に戻ればもうお昼。


ふらんす堂通信107」が出来上がって寒い北風のなかを到着。
さっそく発送にとりかかる。
川口律子、加藤泰子が腕まくりして、頑張っている。
「寒い」などという言葉は禁句。
「ご苦労様」と言って神妙に作業のかたわらを通りすぎるのみ。


3時のおやつは、昨日ご来社下さった俳人のきちせあやさん、横山悠子さんからのおみやげの美味しいクッキー。渡邊真紀が淹れてくれたプーアル茶ジャスミン茶のブレンド茶を皆で美味しく飲みながら一息つく。ふらんす堂の今のはやりはどうやら時代小説らしい。中井愛と加藤の間ではもっぱらその話し。
中井のおすすめは池波正太郎藤沢周平など、加藤は平岩弓枝をこれから買い続けるべきかどうか、中井に相談。「ウーン、微妙」というのが中井の答え。私は藤沢周平を少し読むくらいで時代小説はあまり読まない。時代小説の範疇ではないと思うが、司馬遼太郎は大好きである。もっともこれは、中井も加藤も同じ意見らしい。

                                    (山岡喜美子・記)