高田正子句集『花実』第29回俳人協会新人賞に決定

 こんな良い天気の土曜日というのに、相も変わらず仕事。
 夕方近く、電話がなる。なつかしい声だ。
 高田正子さん!
 昨年の6月に句集『花実』を刊行された方である。
 

 電話の内容は『花実』が今年度の俳人協会賞新人賞に決定したということ。
 嬉しい!! 良かった!!
 優れた句集であると思っていたが、賞というものはジャンヌ・モロウのほほえみように気まぐれで分からないところがあるので、どうかしらと思っていたのであるが、ともかくも嬉しい。
 高田さんはいつもと変らずサラリとして、冷静で素敵である。
 私の方が、なんだかえらくはしゃいでしまう。
  
 
 高田正子さんという俳人は、賞をとってもとらなくても、ご自身のありようを大切に俳句をつくりつづけていける方である。
 そういう方の受賞であるから、ことさらに嬉しい。 (山岡喜美子)