小澤實氏の句集『瞬間』 今年度読売文学賞を受賞!
寒い一日となった。
大方の人はしっているのかもしれないが、小澤實氏の句集『瞬間』(角川書店)が今年度の読売文学賞を受賞。私はなんとこの情報を昨日知る。出版界にいながら、どうもこういう情報をキャッチするのが遅いのである。
ともかくも小澤氏には心よりお祝いを申し上げたい。
小澤實氏といえば、私にはすぐ『万太郎の一句』の仕事ぶりが思い出される。2004年にホームページで毎日、万太郎の俳句を一句ご紹介いただいたのであるが、全力投球でこの仕事にかかわって下さったことは昨年刊行させていただいた『万太郎の一句』を読めばすぐ分かること。
万太郎作品をこころから愛し、手を抜くことの無い丁寧な仕事をしてくださったことには今でも感謝申し上げている。
今日は天気予報では、夕方から雪になるらしい。どうりで寒いはず。
東京は2月に雪が降るのはよくあること。立春をすぎてから雪が降り、そうして雪が降るたびにあたたかくなっていく。
あたたかくなるのが待ち遠しい。
渡邊真紀が新しいコートを来て出社。
黒と白のツィードの材質に、衿の立ち方が若々しく、ウエストを黒のベルトできゅっと結ぶ。
それを着た渡邊はおしもおされぬレディである。
加藤泰子が「いいなあ、ちょっと貸して」と手を通してみるが、なんだかちょっと腕のあたりが…
「入らない!! 真紀さん、腕ほそいねえ」とうらやましそう。
男の子二人そだてている加藤は、かぼそかった腕もしっかり筋肉がつき、見事な母親の腕。
それはそれで、母親の栄光に輝く腕ではありませんか。ね、加藤さん。
(山岡喜美子)